V6プラスとは何か?
v6プラスは、通常インターネットで使われる「IPv4接続」と最新規格の「IPv6接続」を「IPoE方式」という混雑を緩和した方式で使えるサービスのことです。インターネット通信が遅くなりがちな夜間でも、自動で混雑していない回線へ切り替わる、一言で言えばインターネットの速度が速くなります。
v6プラスの最大の特徴は、
・混雑している回線を避けて通信することができること
・そのため一日を通して安定して高速なインターネット通信ができること
といった内容が挙げられます。
具体的には、
・旧い通信方式である「IPv4」
・新しい通信方式「IPv6」
この2つの間を自由に行き来できるのが、v6プラス(IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6)という新規格です。
「通常のIPv6接続+IPoE方式よりも優れている」ということなので、
せっかく選ぶのであればv6プラスとはに対応しているプロバイダを選ぶことが賢明です。
v6プラスのメリット(例)
・Youtubeやニコニコ動画等のストリーミング系動画サイト
→動画が停止することなく視聴できる
・マリオカート8やスプラトゥーン2などのオンライン対戦ゲーム
→ラグや回線落ちがなくなる
・ウェブページ上の文章や写真などのコンテンツ
→コンテンツの読み込みが一瞬で完了する
・数GBの大容量ファイルのダウンロード
→ダウンロード処理が超高速で完了する
v6プラス適用の「あり条件」「なし条件」でなんと最大500倍もの差が出る結果となりました。
従来型の通信-IPv4(PPPoE)のイメージ
v6プラスの通信-IPv6(IPoE)のイメージ
IPv4は旧型IPアドレスのこと
インターネットを利用する際は「IPアドレス」が各機器に割り当てられます。
長い間「IPv4」というタイプのIPアドレスが使われており、構成は32bit(32桁)だったため、その組み合わせはおよそ43億個でした。しかしインターネットが全世界に普及したため、43億個のIPアドレスでは枯渇してしまったのです。
IPv6は新型IPアドレスのこと
結果として登場したのが、次世代のIPアドレスである「IPv6」です。
IPv6のIPアドレスは128bitと、IPv4(32bit)の4倍の長さで構成されています。
さらに128bitで表される数字の種類は、およそ「340澗(かん)=10の36乗」というすさまじい数字であり、世界中の人に1つずつ一生渡し続けても使い切らない数のIPアドレスです。
IPv6の誕生により、インターネットアドレスの枯渇問題は解決しました。
ただ、ここまでは単に「インターネット内部で1つのトラブルが解消されただけ」に過ぎません。
IPv6接続のIPoE方式では旧来よりも高速通信が可能、IPv6接続で利用者が得られる具体的なメリットはなんでしょうか?
重要となるのは、IPv6接続において利用できる「IPoE方式」の存在です。
IPv6のIPアドレスを利用した通信方式では「IPoE方式」で通信することでIPv4より高速なインターネット通信が可能となります。
IPv4 PPPoE方式では通信が遅くなる
IPv4接続では「PPPoE方式」というインターネットへの接続方式が使われています。
本来最大1Gbps出るはずのフレッツ光のネットワークの場合でも、PPPoE方式では下り最大200Mbpsに制限されてしまいます。
さらにPPPoE方式では、インターネット接続の際に「POI」というNTT網を経由するため、回線が混雑しやすい(=速度が下がりやすい)といったデメリットもありました。
IPv6 IPoE方式なら経由が省略されて通信が高速に
しかし、IPv6接続において使える「IPoE方式」なら下り最大1Gbpsをそのまま使えて「POI」の経由もないといったことが可能となり、高速で通信できるようになります。
ただしIPv6接続のIPoE方式には、IPv6接続に対応するサイトでしか利用できない、つまりは速度の改善ができる機会は限られるデメリットに繋がっていました。
そこで新しく登場したのがv6プラス(IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6)という通信技術です。
v6プラスはIPv6のデメリットを打ち消した新技術
v6プラスは、「IPv4・IPv6どちらで接続されているサイトでもIPv6 IPoE方式で表示できる」という新技術です。
たとえば
・IPv4通信でしか表示しないサイト
・IPv6通信でしか表示しないサイト
どちらのWebサイトでも、IPv6の高速通信技術を使って閲覧することが可能になります。
具体的にはIPv4通信の際に、擬似的にIPv6通信を装ってIPoE方式で接続する技術のことを指します。
v6プラスは基本的に申し込み不要!追加料金もかからない
v6プラスは対応しているプロバイダであれば、申し込み手続きを行う必要なく利用できるしくみです。
サービス提供開始前に契約したプロバイダでも、提供が開始されたら利用可能です。追加料金も基本的にはかかりません。
ちなみにプロバイダによって設定が必要な場合と設定不要な場合があるので、注意しましょう。
【注意!】v6プラスの利用には対応ルーターが必須
v6プラスはただ対応するプロバイダを契約すれば使えるのではありません。
v6プラスを利用するには、対応するルーターが必要です。
更に若干のデメリットも存在します。そのデメリットは以下の通りです。
× 固定IPが利用不可
× 特定の通信プロトコルが利用不可
× 特定の通信ポートが利用不可
これらデメリットを具体的な話に置き換えると、以下のようなことができなくなります。
v6プラスで「できなくなる」ことの例
・自宅サーバーを立ててインターネットに外部公開できなくなる
・自宅パソコンやデータに対して外出先からアクセスできなくなる
・Webカメラをパソコンに接続して外出先から視聴できなくなる(防犯カメラのリモート監視など)
・IP電話機(050系の電話番号)を利用できなくなる
・PlayStation4の一部オンライン対戦ゲーム(FPS等)がプレイできなくなる
これらの「できなくなる」ことに該当する方じゃなければ、v6プラスのデメリットは皆無といっていいでしょう。というか、おそらくほとんどのネットユーザーにとっては無縁のデメリットのはずです。
v6プラスに対応している光コラボ
・ドコモ光
・So-net光
・ビッグローブ光
・ソフトバンク光
フレッツから乗り換えることで月額が安くなるうえ、携帯電話も安くなります。
無料でv6プラス対応ルーターがついてくるところが多いです。